明治28年(1895年)、日本中が日清戦争の戦勝に沸く最中、初代加賀田勘一郎が新潟県馬越村(現新潟市)の地に土木工事請負業を創業いたしました。
この小さな地方農村での旗揚げが130年におよぶ加賀田組の歴史の始まりです。
広大な新潟平野・・・・・信濃川と阿賀野川という大河に挟まれた低湿地帯にあって、河川氾濫の常襲と胸まで浸かる湿田耕作に悩み苦しむ農民の姿を見て育った初代勘一郎は、「農民を救いたい」という一念から、地域集落や行政に治水と乾田整備の必要性を説き、工事の担い手がいない時代にあって、自らこの遂行のために土木工事請負業を興したのであります。
この「地域のために・農民のために」という創業者の想いこそが、長い歩みの中で絶えることなく受け継がれてきた加賀田組の“精神”であり、新生“KAGATA”が掲げる企業理念の原点であります。
時代は移り、社会は大きく変化し、私ども建設業界を取り巻く環境も変遷を続け、“建設”に対する社会の要請やお客様のニーズもますます多様化してきております。
しかし、時代のニーズは常にあり、今までKAGATAが130年の“時”をかけて積み重ねてきた技術と信用、そして伝統は、その時々の時代の要請と多くのお客様からのご鞭撻によって培われてきたものに他なりません。
変化への迅速な対応がより一層求められる時代・・・・・私たちKAGATAは、常に次代を見据え、ニーズを先取りした新たな価値を創造し、いち早くお客様に提供するため、より一層の建設技術・ノウハウの研鑽に全社を挙げて取り組んでまいります。
これからも私たちKAGATAは、
「お客様のために」という原点を誠実に追い求める企業であり続けます。
株式会社 加賀田組
代表取締役社長 馬場 康